別居か離婚か。それぞれのメリット・デメリット

別居+生活

ひとり親家庭って何かと優遇されてるイメージがあるんだけど実際どうなの?

別居と離婚だったらどっちが得なんだろう。

実際、別居を考えたり別居中の人は一度は考えたことがあるテーマではないでしょうか。

世の中には『いつまでも別居を続ける人』『離婚して、公的支援を受けながら生活する人』が存在します。

周りの人からは、『ひとり親家庭の人の方が一般の人よりも裕福な生活をしている!ずるい!!』なんて言われることもありますよね。

この記事はこんな人にオススメ
  • 別居を続けるべきが離婚するか迷っている
  • 離婚に対する不安をなくしたい
  • ひとり親家庭が受けられる支援を知りたい

今回は、別居と離婚のメリット・デメリットについて紹介していきます。

それぞれのメリット・デメリットを知り今の自分の最適解を導き出しましょう!

また、離婚をしてしまっても生活の助けとなる『ひとり親家庭支援制度』につてもざっくり紹介しているので参考にして下さいね♪

別居

別居

メリット

再構築の余地がある

別居状態であれば、再構築は可能です。

ただ、別居の期間が長くなってしまうと再構築の可能性は低くなってしまいます。

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扶養に入れる(入る)事ができる

別居している家族でも、扶養に入れたり入ったりすることが可能です。

扶養に入ることで、税金の控除が受けられたり、社会保険料を免除にすることができます。

別居中の扶養手続きについて詳しく説明しています!

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経済的な不安が少ない

一定額の仕送りをしてもらえる環境であれば、路頭に迷うという心配はありません。

また、パートナーからの仕送りに依存しすぎず、しっかり稼ぐ事ができれば別居中であってもパワーカップルとして資産を増やすことも可能です。

別居中の実質シングル状態でも正社員狙えます!!

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体裁が保てる

離婚ではないので☓(バツ)は付きません。

万が一、パートナーのことについて尋ねられても「単身赴任中なんです。」で逃げ切れます。

デメリット

生活費がかさむ

お互いに、アパートなどを借りて生活している場合は居住費が2倍かかることになります。

よほどの高給取りでない限り、生活がかなり圧迫されます。

どちらかは、実家に居候をさせてもらう等の対処を取った方がよいでしょう。

実家に居候させてもらう時は注意が必要です!!

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いつまでも、もやもやを引きずる可能性がある

離れていても、夫婦である以上相手の行動が気になりますよね。

相手の良い行動より悪い行動ばかりに目が行き、なんだかもやもや、イライラ。

精神的に結構消耗していきます。

不倫の可能性がある

どうしても物理的な距離が空いてしまうと、相手の抑止力が弱まる為不倫をしてしまう可能性が出てきます。

特に、子供と生活をしていない方のパートナーは不倫に注意が必要です。

再婚を視野に入れれない

日本の法律上、婚姻関係にある以上再婚は認められません。

どんなに素敵な人が現れても、離婚していない限り再婚は出来ません。

子供と離れて暮らす側が子供の成長についていけない

子供の成長って非常に早いです。

少し前まで、好きだったものが今は嫌いになっていたり、考え方も一気に大人びたりたり。

一緒にいる側は、日々の成長を感じることが出来それに合わせてコミュニケーションの取り方を変えていくことが可能です。

ですが、離れて暮らす側の記憶は、同居当時で子供の成長が止まってしまっています。

故に、たまに合うと間違ったコミュニケーションのとり方をしてしまう可能性があります。

子供との信頼関係に影響を及ぼしかねません。

受け取れる手当が少ない

婚姻関係にある以上、実質ひとり親状態であっても受け取れる手当が少なくなります。

離婚していないと受けることの出来ない手当は結構あります。

婚姻費用の支払いが生じる可能性がある

婚姻費とは、収入が少ない側が収入が多い側に生活費を請求できるというものです。

パートナーが何らかの理由で定職につけない場合、自分より収入が少ない状況になることがあります。

その場合、相手から婚姻費用の支払いを請求される可能性があります。

離婚

離婚

メリット

ひとり親家庭の支援を受けられる

ひとり親家庭だから受けることのできる、公的支援は結構あります。

ひとり親控除等の所得税の控除国民健康保険、国民年金の免除などの制度があります。

また、就活や自立支援、子育てや生活支援をしてくれる制度もあり手厚くなっています。

アル
アル

住んでいる場所の自治体によって支援の内容が変わってくるので、

しっかり調べてから利用するのがいいで!

離婚を区切りに人生のリスタートを切れる

今までのもやもやをおしまいにして、新しく自分の人生を歩み直すことができます。

自分には子供がいる、ということを忘れずモラルのある行動を心がけましょう。

自分磨きに一生懸命になるのもいいですし、新しいパートナーとの出会いを求めるのもありです。

再婚を視野に入れれる

女性の場合、離婚後100日の再婚禁止期間が過ぎれば再婚することが可能です。

男性の場合は、離婚後すぐに再婚が可能です。

デメリット

保険関係の切り替え手続きが大変

旦那さん側の扶養に入っていた場合、保険関係の手続が大変になります。

手続きの流れ
  1. 被扶養者異動届を旦那さん側で作成してもらい、扶養から外れる申請をしてもらう。
  2. 旦那さんの勤め先に社会保険喪失証明書を発行してもらう。
  3. 社会保険喪失届市役所へ持っていき、国民健康保険、国民年金への切り替え手続きをする。

戸籍の異動手続きが大変

戸籍の異動手続きが必要となります。

婚姻関係であった時は、旦那さんの戸籍に入っている状態となっています。

離婚をすると、戸籍に入った側の戸籍が除籍されます。

離婚し親権者が母親になる場合、旦那さんの戸籍から独立する手続きをしなければなりません。

除籍された際に、元の戸籍に戻るか、独立して戸籍を持つかを選ぶことが出来ます。

親権を取る場合は、独立して戸籍を持つ形でないと子供を自分の戸籍に入れられなくなるので注意が必要です。

氏名変更に時間がかかる

母親の戸籍を変更した場合、子供の戸籍と姓の変更も必要になります。

子供の名字を母親側に揃えるには家庭裁判所へ『子の氏の変更許可申立』をしなければなりません。

変更が認められたら、証明書を発行してもらえますので役所へ提出しましょう。

変更が受理されれば、母親の名字と子供の名字が揃います。

子供の名字が変わる

子供の名字が変わることで、友達との関係がギクシャクする可能性があります。

名字を変えないという選択肢もあるので、子供にあった対応を心がけましょう。

ひとり親家庭に対する支援制度

手厚い支援

就業支援

ひとり親家庭に対しての就業支援はかなり手厚くなっています。

ひとり親家庭サポーターによる相談窓口を設置している自治体もあります。

相談窓度口では、支援を受けるための申請の案内や受理をしてもらえるのでどんどん活用していきましょう。

就業支援いろいろ
  • ひとり親家庭自立支援教育訓練給付金
  • ひとり親家庭高等職業訓練給付金
  • ひとり親家庭高等学校卒業程度認定試験合格支援事業
  • ひとり親家庭専門学校等受験対策給付金
  • ひとり親家庭高等職業訓練促進資金貸付事業

子育て・生活支援

子供の教育に対しての支援について、かなり優遇されるイメージが強いです。

例えば、乳幼児の場合、保育施設の入所が優先されます。

待機児童が問題とされている現代ではとてもありがたい支援と言えます。

ひとり親であれば入所審査時のポイントが高く取得できます。

ですが、申請時に無職だと労働に関する点数が低くなるため落とされる可能性があります。

確実に入所させるためには、働いていることが必須となるので就職は済ませておきましょう!

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正社員を目指すなら!

目指せ正社員!母子家庭の就活は『えるぼし』を狙え!!

正社員希望→派遣!シフトチェンジOK!派遣からでも正社員を狙える4つの理由

子育て・生活支援いろいろ
  • 保育所などの優先入所
  • ひとり親家庭等日常生活支援事業
  • 市営住宅のひとり親住宅入居申し込み
  • 母子生活支援施設の入所

養育費確保に向けての支援

養育費は子供のために支払われるべきお金です。

本人同士で養育費についての取り決めが上手くいかない場合、養育費確保に向けての支援を利用しましょう。

養育費確保のための支援いろいろ
  • 養育費の支援・面会交流
  • 「離婚・養育費」に関する専門相談
  • 公正証書等作成促進補助金
  • 養育費の保証促進補助金

経済的支援

ひとり親家庭に関する支援制度といえば経済的支援のイメージが強いんじゃないでしょうか。

経済的支援は、直接生活にかかってくる負担を軽減してもらうことが出来ます。

児童扶養手当は申請するタイミングがズレてしまうと給付されるのにとても時間がかかるので注意が必要です。

経済的支援いろいろ
  • 児童扶養手当
  • 母子父子寡婦福祉資金の貸付
  • ひとり親家庭等の医療費助成

まとめ

『支援』の視点から見ると離婚が有利

ひとり親家庭への支援が手厚いことから、離婚をする方が有利と感じますね。

医療費等もひとり親家庭は定額となるので羨ましいです^^;

アル
アル

我が家は別居家庭。

離婚に比べて圧倒的に手当が少ないのがきつい。

今回紹介した支援は自治体によって制度が変わるため、実際に利用する場合は各自治体にお問い合わせ下さい。

また、年々制度が変わる可能性があるので数字や内容などはこちらでは詳しく記載していません。

詳しい内容は厚生労働省のページをご確認下さい。

厚生労働省⇒https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/boshi-katei/index.html

それでも別居を選んだ理由

我が家は、離婚をせずに別居を選び続けています。

理由の1つが、別居をすることでうまくいく夫婦だったから。

正直、パートとして働いていた頃は経済的に苦しかったです。

実家に居候させてもらえていたので、なんとか生活できていました。

アル
アル

実家を頼れていなかったら、離婚を選んでいたと思うわ。

正社員として就職してからは、収入も安定し実家を出てアパート暮らしをすることが出来ています。

旦那さんも、実家で暮らすことによって安定して仕事を続けることができるようになりました。

2つ目に、子供を2人育てるのは経済的に私人では無理だったから。

『子供達を満足に育てる』という目標を達成するために、この先も離婚は選びません。

アル
アル

子供達が成人した時に、今後、別居を続けるか離婚するかは考えることにしてるで。

別居も離婚も大変なのには違いはない

子供を一人で育てるというのは、離婚をしたシングルも別居をしている実質シングルも大変なのです。

どちらを選んでも、子供を育てる側は覚悟が必要です。

できる限り、同居のまま生活を共にするほうが経済的にコスパはよくなります。

『経済的にコスパよくても精神的にめっちゃ辛いねん!!』ってなる場合は、別居、離婚を回避するために対策を取りましょう!

限界が来る前にプチ別居してみて!⇛プチ別居は効果絶大!?正しいプチ別居のすすめ

別居も離婚も、正解はないです。

しっかり比較して後悔のない選択をしましょう!

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