社会保険料が上がったって!?働きたいけど社会保険料払いたくないなぁ。
社会保険料毎月払ってるけど、何の役に立つの?
老後資金2000万円問題が言われてて、シングルマザーで老後が心配すぎる。
現在、社会保険料の改悪などがデフォルトで取り上げられています。
社会保険料が上がる、厚生年金が上がる。
こんな情報ばかりがクローズアップされて、不安が煽られてしまいますよね^^;
『手取りが減るから社会保険に加入したくない』って人も多いのではないでしょうか。
でも、ちょっと待って下さい!!
あなたは社会保険についてよく理解していますか?
『なんとなく』保険料を支払っていませんか?
今回は、シングルマザーに社会保険加入が必須なワケをお伝えします!
シングルマザーの老後の資金問題は深刻です。
社会保険をしっかり理解して、老後資金の確保をすすめていきましょう!
シングルマザーの老後に立ちはだかる4つの壁
遺族年金が貰えない
シングルマザーには配偶者がいないので遺族年金はもらえません。
遺族年金とは・・・・
遺族年金は、国民年金または厚生年金保険の被保険者または被保険者であった方が、亡くなったときに、その方によって生計を維持されていた遺族が受けることができる年金です。
遺族年金には、「遺族基礎年金」「遺族厚生年金」があり、亡くなった方の年金の加入状況などによって、いずれかまたは両方の年金が支給されます。
亡くなった方の年金の納付状況・遺族年金を受け取る方の年齢・優先順位などの条件をすべて満たしている場合、遺族年金を受け取ることができます。
日本年金機構ホームページよりhttps://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/izokunenkin/jukyu-yoken/20150401-03.html
配偶者がいないともらう権利が発生しないのが辛い。
シングルマザーの老後の資金不足の原因やな。
加給年金が貰えない
遺族年金同様、配偶者がいないともらえません。
加給年金とは・・・・
厚生年金保険の被保険者期間が20年(※1)以上ある方が、65歳到達時点(または定額部分支給開始年齢に到達した時点)で、その方に生計を維持されている下記の配偶者または子がいるときに加算されます。
65歳到達後(または定額部分支給開始年齢に到達した後)、被保険者期間が20年(※1)以上となった場合は、在職定時改定時、退職改定時(または70歳到達時)に生計を維持されている下記の配偶者または子がいるときに加算されます。加給年金額加算のためには、届出が必要です。
年金機構ホームページよりhttps://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/roureinenkin/kakyu-hurikae/20150401.html
加給年金の加算には、自らの届出が必要でこの制度を知らないで申請していない人が多い。
シングルマザーはこの制度を知っていても、利用できないのが悲しいな。
国民年金の支払いが65歳まで延長される可能性あり
年金の支払期間の改悪で65歳まで支払期間が延長される可能性があります。
現在では、国民年金の支払期間は20歳〜60歳の40年間ですが、行くゆくは20歳〜65歳までの45年間に
期間が延長されるという話が出ています。
一馬力のシングルマザーは、65歳過ぎまで働き続けないと生活がものすごく厳しくなります。
子供が巣立つとひとり親控除などの税金面での優遇がなくなり、ますます厳しい状況に。
おばあちゃんになってもフルタイムで働き続けるとかムリやからな。
老後は一人分の年金での生活
家賃を支払いながらの、年金のみの一人暮らしはかなり苦しいです。
ただでさえ女性への厚生年金支給額は男性に比べて低い金額となっています。
平均受給月額は男性で16万5000円、女性で10万3000円となっています。
この差の原因は、収入によって年金の支払額が上がるため、女性より収入の多い男性の方が受給金額が高くなるためです。
おばあちゃんになってからの極貧生活は絶対に避けたいよな。
社会保険は5つの保険から構成されている
健康保険
怪我や病気で働けなくなった時に、手当が受け取れます!
加入条件として、会社で働いている人や一定の条件を満たしている人が対象となります。
年々加入条件が緩和され、アルバイトやパートなどの短時間労働者も加入できるようになりました!
詳しくはこちらの記事で紹介しています!⇛別居中の子育てママ大ピンチ!10月からの106万の壁で起こる悲劇と突破法
厚生年金保険
老後、国民年金にプラスして厚生年金を受け取ることができます!
支払金額は国民年金のように定額ではなく、収入によって上がっていきます。
お給料からは健康保険と一緒に引かれます。
こちらも、健康保険と同様で半分は会社が支払ってくれます。
受給開始は、原則65歳からとなります。
繰り上げ受給や、繰り下げ受給ができる制度があって
もらうタイミングを変えることができるで!
繰り上げ受給をすれば受給金額を上げることができます。
介護保険
40歳以上65歳未満の人に支払い義務が発生します。
こちらも、会社に半額を支払ってもらえます。
公的制度の介護保険は『要介護1』から支援を受けることができるのがポイントです!
介護度が上がるほど給付限度額が上がります。
結構、幅広く支援してくれるな!
雇用保険
雇用を安定させるための制度が盛り沢山!
スキルアップのための、教育訓練制度あり!
職を失ってしまった時に大きな助けとなる失業手当あり!
⇛知ってると知らないじゃ大違い!気になる失業給付金受給の条件
雇用保険も令和4年10月より値上がりしました。
せっかく、保険料を支払うのでしっかり利用しましょう!
労災保険
業務中の事故などで就業不能となった時に保証がでます!
通勤途中の事故、業務中の事故に限ります。
病院に掛かった医療費、仕事ができなかった期間の休業手当が給付されます。
プライベートな事故や病気に関しては傷病手当金の申請が適応されます。
原因がはっきりしない症状に関しては対象外になることもあるので注意が必要です。
腰痛や腱鞘炎は、日常生活での悪化が現れやすいため認証されにくいケースがあるで!
シングルマザーが社会保険に加入するメリット
社会保険料の半額は会社が負担してくれる!
保険料は労使折半!
会社が社会保険料の半額を支払ってくれます。
保険料の自己負担額が軽減されますが、保証はしっかりついてきます!
被扶養者の保険料免除!
何人扶養に入れても支払う保険料は一人分!!
扶養に入れるための条件にクリアする必要があります。
厚生年金加入で老後の収入UP!
厚生年金+国民年金の金額を老後に受給できる!
国民年金のみの受給よりも約2倍近くの年金を受給することができます。
給付金がもらえる!
傷病手当、失業手当、労災保険給付金など給付金を受けるチャンスがあります。
社会保険に加入せず、怪我や退職のリスクに備えようとすると民間の任意保険の加入が必要となるため結構なお金が必要となります。
社会保険に加入することで、幅広いリスクへの対応が可能となります。
社会保険を最大限に利用できれば、ムダな保険に加入せずに済むで!
任意保険についてこちらで紹介しています⇛別居中の備えが心配。シンママの保険選びのポイント
社会保険に加入するデメリット
手取りが減る!!
手取りが減る!これ一択!!
社会保険料は年々上がってます。
給料が上がらず、保険料ばかりが上がってしまっては手取りは減る一方ですね。
最低賃金が上がったとしても、収入に比例して保険料も上がるのでほとんど手取りは増えません。
また、社会保険料は給料から天引され、シングルマザーであっても免除や減額の申請ができるというシステムはございません。
なんで国保じゃダメなの?
保険料は全額納付!
収入に関わらず、保険料は定額を全額納付です!
社会保険に比べて保険料は割高やで!
傷病手当金の制度なし!
怪我や病気で働けなくなった場合は、自己負担で対応することに!
十分な生活防衛費が準備できていないとシングルマザーには大きなリスクとなりうるため、民間の任意保険に加入が必要になることもあります。
失業給付金の制度なし!
失業給付金を賄えるくらいの、生活防衛費が必要になります!
シングルマザーにとって収入が途絶えることは絶対に避けたいよな。
給付金が出ないとなると、かなり厳しい。
扶養の人数分保険料UP!
被扶養者の人数が増えるほど、保険料はUPします!
子供がある程度大きくなって、家族一世帯の収入の合計が上がると保険料は跳ね上がります。
保険料は給料から天引きされません。
保険料は個人ではなく世帯主に請求が来ます。
シングルマザーの場合はママが世帯主となるため、請求はすべてママ宛にくるで。
免除制度使用で年金受給額DOWN!
国民年金は所得に応じて、支払額を減免してもらえるがその分受給できる年金額が減っていきます。
国民年金のみの受給者は、厚生年金受給者に比べて大幅に受給できる年金額が低いので減免を考えている人は注意が必要です。
免税することで、更に将来の年金の受給額を減らしてしまう原因となります。
シングルマザーは所得が低いから、国民年金の免除申請を出す人が多い。
老後の不安を軽減するには、免除せずに納付するのがオススメ。
シングルマザーの老後を守る行動
子育て期間の支出を抑える
子育て期間中のムダな支出は抑えていきましょう!
保険の見直し
社会保険でまかないきれない分だけを任意保険で備えましょう!
『家族を守るため』の気持ちはとてもわかりますが、過度な備えは必要ありません。
教育費をおさえる
お金をかけない教育方法もあります!
周りを見渡せばたくさんの習い事をしている子がいます。
自分の子供も同じようにしてあげたいと思ってしまいますよね。
でも、シングルマザーの家庭にはそんな余裕ないのが現実です。
子供の能力を伸ばすのに、習い事だけが全てではないです!
⇛まるで会社!子供を自立させる!実質シングルの我が家流子育て法
教育資金のため方もいろいろあります!
⇛シングルマザーの教育資金問題。学資保険?積立nisa??最適解はコレ!!
節約する
ムリな節約はNG!家庭にあった節約を目指しましょう!!
⇛【ハスキーカート】シングルマザーのクリスマス準備はコストコで!!
⇛年収200万円台!実質シングルが実践するリアルな節約術7選
⇛子供2人シングルマザーが食費3万円!たった2ステップ食費節約方
健康を維持することは大きな節約効果があります!
⇛原因不明のストレスを解消!シングルマザーの身体メンテナンスおすすめ2選
⇛シングルマザーにオススメ!お金をかけないセルフメンテナンスのすすめ
老後資金を確保する
老後資金は、早くスタートして細く長くためるのがポイント!
シングルマザーにとって老後資金問題は重大な課題です。
ですが、教育資金と並行して老後資金をためていくのはめちゃくちゃ過酷なのが現実です。
シングルマザーにあった資金のため方でしっかり老後資金を確保していこうな!
貯蓄・積立をする
シングルマザーでも無理なく貯蓄を増やせる方法あります!
⇛シングルマザーは貯金できないって?ひとり親でも貯金できる黄金の貯金術!
積立nisaで老後資金を積み立てるのもオススメ!
⇛シングルマザーの教育資金問題。学資保険?積立nisa??最適解はコレ!!
子育て期間中にしっかり稼いで老後資金を確保する!
⇛派遣VS正社員!どっちがいいの?失敗しない!別居中の仕事選び
⇛正社員希望→派遣!シフトチェンジOK!派遣からでも正社員を狙える4つの理由
コメント