最近子供が学校へ行き渋るんだけど、原因ってひとり親家庭だから?
子供が不登校になりかけてる。助けてあげたいけどどうすればいいの?
もし、あなたの子供が不登校になりかけたらあなたはどう対処しますか?
学校へ乗り込んでいきますか?
それとも、ひたすら様子を見続けますか?
一般家庭では父親の出番だったりしますが、シングル家庭ではそうはいきませんよね。
どうしてもママが頼りになってきます。
実は我が家の長女も中学2年生で不登校になりかけました。
今は元気に登校していますが、あの頃はいつ不登校になってもおかしくない状況でした。
不登校を経験して直面したのは『ドラマとは違う不登校の現実』でした。
我が家がどうやって不登校を乗り越えたのか。
その方法を不登校が起こる背景から対処方法、回復まで順をおって解説していきます。
今、不安になっているママ!!
大丈夫です!絶対に乗り越えられます!!
ひとり親家庭は子供が不登校になりやすい?!
ひとり親家庭で育った子って特徴があります。
全てがそのせいではないですが、一般の子に比べて不安定になりやすいように感じます。
繊細な子が多い
シンママ家庭で育った子供は、空気を読んでしまう繊細な子が多いです。
なんでも気がつくいい子なのですが、その反面、かなりストレスを感じやすいのです。
自分を取り巻く環境や人に不信感を感じてしまったり、友達からどう思われているのかが気になりすぎてしまうこともよくあります。
気にしすぎてしまうあまり、友達関係のちょっとしたこじれや、先生からの注意で登校拒否を起こしてしまう場合があります。
気持ちが不安定な場合がある
強いプレッシャーが掛かったとき気持ちが不安定になる場合があります。
一般家庭で育った子ももちろん不安定になることがありますが、シングル家庭の子は心の支えが『お母さん』に偏っていしまいがちになるので不安定になりやすいです。
お母さんが忙しかったり、余裕なかったりすると気を使って不安な気持ちを
話せなかったりするねんな。
子供が不登校に!そのきっかけは・・
クラスでの人間関係
クラスメイトとの人間関係がこじれることで不登校になってしまう可能性も。
友達との人間関係のこじれは、子供が内に秘めてしまうことが多くなかなか明るみになりません。
小学校の間は先生が気づいてくれることが多いですが、中学校にもなるとほとんどの場合がスルーされてしまいます。
ドラマでよくあるパターンがこれやな!
クラブ活動での人間関係
部活の顧問の先生とうまくいかないこともあります。
強豪のチームである場合、先生の指導がきつすぎると感じる子供が出てきます。
耐えられなくなり、心を病んでしまうパターンもあります。
学習面での悩み
勉強がついていけなくて、登校を拒むケースもあります。
わからないところを先生に聞きに行ける子はわずかです。
不登校からの復帰が難しいのは『学習面での遅れ』が原因になっている場合が多いです。
先生とうまくいかない
先生の指導方針と生徒の考えが上手く噛み合わない場合、不登校になってしまうことも。
実は、先生とうまくいかないことが原因で不登校に陥ってしまう生徒はかなり多いです。
最近の子供は、ネットなどで色々な角度から学びを得ることが多いせいか大人な考えの子が多いです。
まだまだ子供だと思って、頭ごなしな指導をすると子供が反発してしまうのです。
教師側の柔軟な対応を求められる場面が多くなってきますが、なかなかうまくはいかないんですよね。
我が家の長女は実は『先生とうまくいかない』ことが原因で不登校になりかけてん。
長女が不登校になりかけた話
長女ってこんな子
- 生真面目
- 友達とのコミュニケーションが苦手
- 友達が少ない
- 気にしい
- 勉強は嫌いじゃない
- 運動も苦手ではない
- 固定概念が強い
『学校はこうであるべき!』『先生はこうであるべき!!』っていう
理想がめちゃくちゃ強い子やねん。
『授業中うるさい』『先生なのに注意しない』は自分の中ですごくストレスに
感じる。これってワガママになるん?
学校での学習環境がストレスに
グループワークの授業がストレスになっていた。
人とコミュニケーションを取るのが苦手な長女にとって、グループワークを取り入れた授業はすごくストレスだったみたいです。
次第にグループから省かれるようになり、一人で孤立して授業を受ける形になっていたようです。
それに加え、グループワークの授業の騒がしさに耐えられなくなったと長女は話していました。
『いじめ』が登校拒否の引き金となる
不登校の始まりは、1人のクラスメイトからのいじめでした。
面と向かって極端に嫌がられたり、無視されたり。
隠れてコソコソしないタイプのいじめにあっていました。
この時期、ムスメは早退をすることが多かったです。
『いじめ』がおさまっても早退が続く
担任の先生へ相談し、対処してもらうがなかなか気持ちが回復せず。
先生からの声掛けや、席を離すなどの対処をしてもらいいじめは格段に減りました。
これで解決したかと思いましたが、そう簡単には終わりませんでした。
『いじめ』は登校拒否の引き金となっていただけで、根本的な原因は
解決されてなかってん。
『いじめ』に関しては、私の性格にも原因があるかもと思っていたから正直諦め
もついた。私が学校が辛かったのはそこじゃなかってん。
そもそもの原因が学校での学習環境だった
不登校の原因は『学習環境の悪さ』でした。
担任がもつ授業科目の『授業中の騒がしさ』がストレスの原因となっていました。
長女は『授業は静かに学習するもの』と思っていますので、『先生の話が聞き取れないほどの環境』はめちゃくちゃ苦痛だったようです。
何よりも『騒がしい状況を放置する先生』が耐えられなかったとのこと。
『授業は静かに学ぶ』『先生は注意をして学習環境を整える』が
正解じゃないの?
この辺りから長女は『注意をしない先生』に嫌悪感を抱き始めました。
先生に対する拒否反応が出始める
先生が歩み寄れば歩み寄るほど、自体は悪化をたどる。
一度嫌悪感を抱いてしまった先生に対して、長女は話しかけられるだけで『過呼吸』を起こすほど事態は悪化していました。
運悪く原因となっている先生が担任だったため、全く会わずに学校生活を送るということはできず。
学校へ行きたがらない日もありましたが、長女の『学校へは休まず行くべき』という生真面目さが彼女を学校へ向かわせました。
結局、『登校はするものの早退してくる』を繰り返す毎日になっていました。
学校からの提案でテスト期間は、担任と会うことを避けるためホームルームの時間が終わり次第登校するという形を取らせてもらっていました。
長女がとった対策
担任に相談する
授業が騒がしくなるグループワークが辛いことを先生へ相談。
最初のうちは何度か学習環境の改善を先生に相談していたようです。
なかなか真剣に取り合ってもらえず、見当違いの回答をもらうこともあったようです。
『グループワークをなくすのは無理』って何回も言われたわ。
私はただ授業を静かに受けたかっただけやのに。
母さんに相談する
私に対しても、先生のことで相談することが多かったです。
『学校へ行って話そうか?』と何度も聞きましたが『まだ頑張れる!無理になったら話に行って!!それまでチョット待って!』と釘を刺されていました。
保健室へ避難する
とにかく、辛くなったら保健室へ避難する。
保健室の先生は、いつも快く受け入れてくれていたみたいでしょっちゅう保健室へ通っていました。
完全に不登校にならずに済んだのは保健室があったからだと感謝しています。
スクールカウンセラーを利用する
自分自身でスクールカウンセラーに依頼してカウンセリングを受けていました。
母さんには事後報告でした。
話し合いの場を設ける
担任の先生、生活指導の先生を招集して自分で話し合いの場を設けていました。
長女の行動力にびっくりしたわ。
自分で行動を起こすってすごくパワーのいること。
よく頑張ったってめちゃくちゃ褒めたで。
この話し合いが、更に先生への嫌悪感を強める結果となってしまいます。
学校を休む
本当に辛いときだけ、学校を休みました。
どうしても体が動かないときがありその時だけ学校を休みました。
その日以外は、とりあえず登校し早退する日が多かったです。
母がとった対策
担任へ相談する
長女の言い分と先生の言い分をすり合わせるために、何度か電話で先生とお話させていただきました。
まあ、ある程度食い違ってますよね。
長女も話を大きく言っている事もあっただろうし、先生も良いように伝えた部分もあったと思います。
学校に出向き相談の場を設ける
あまりに長女から聞く話と先生から聞く話が食い違っていると感じ、学校へ出向き話し合いを申し出ました。
長女には先生から言われた内容を何度も確認して『あまりにもひどい内容』だったので直接確認したくて学校へ出向きました。
案の定、学校での話し合いでは先生側から『取り繕った言葉』を聞かされ、げんなりしました。
本当に『その場しのぎの言葉』だったので、文章が整っていなく意味のわからない
言葉を話していました。正直『この先生は信用できない』と幻滅しました。
子供の話をひたすら聞く
絶対否定せず、ひたすら聞く。
普段無口な長女ですが、この時ばかりは溢れ出すように感情の赴くままに話続けていました。
日付が変わるまで話し続けた日もありました。
それでも、ちゃんと向き合って聞いて聞いてひたすら聞きました。
ひたすら味噌汁をつくる
正直母親にできることが何なのかわからなくなった。
話は聞けるけど、なかなか解決には至らない。
学校へ話し合いに行っても、なかなか手応えもない。
母親であることで足元を見られているように感じたり。
なんだか、もどかしくて悔しくて。
ただ長女を安心させたくて、ひたすら味噌汁を作りました。
こんな時、本当は父親に出ていってもらいたいけどシングルマザーはそれができない。
自分が弱い立場であることを知らしめられて辛く感じたわ。
不登校と向き合って感じたこと
基本学校は非を認めない
「生徒の感じ方の違い。改善の努力に努めます。」
何度も言われた言葉です。
『そう感じてるのおたくの子だけでしょ?まぁこっちも改善できるように努力しますね。』
というスタンスで応じてきます。
スクールカウンセラーは解決してくれない
スクールカウンセラーは直接学校へ関わってくれません。
実際にスクールカウンセラーのカウンセリングを受けた長女いわく、
『ひたすら話を聞いてくれるだけ。特に何も話さない。』とのことでした。
カウンセリングを受けたからといって、特に学校側に申し立ててくれるわけでもなく学校側が対応してくれることもないです。
『様子をみる』は得策ではない
『子供が本当に助けてほしいとき』を見極めるのが大切!!
親はしゃしゃり出ずに『様子をみる』のが大事と言われることがありますが得策ではないと私は感じています。
様子をみすぎて大切なタイミングを逃すより、直感を信じてしゃしゃり出ましょう!
不登校児への対策に関しては説明してもらえない
『絶対に学校へこさせてください!!』
不登校になってしまった場合の対応を尋ねても「絶対に学校へこさせてください!!」の一択。
不登校児への対応を尋ねても、詳しく教えてくれることはありませんでした。
シングルマザーは足元を見られてしまうのかも
話をうやむやにされて終わらされてしまいました。
『学校とお母さんで協力して娘さんを学校へ行かせてあげましょう!』で終りとなりました。
結局、根本的な解決にはならず。
『生徒を注意して、静かに授業を受けさせる』ってそんなに難しいことなん?
父親が話し合いに出ていれば、また違う結果になっていたのでは?と悲しく感じました。
不登校から長女を救ったもの
友達
どんなことも笑い飛ばしてくれる、唯一の友達が心の支えになってくれていた。
『私もあんなふうな人間になりたい!』と、もう憧れの人という存在になっていました。
今でも仲良くしてくれている、お友達に大変感謝しています。
自分が落ち着ける居場所
保健室と自宅が長女が落ち着ける居場所となっていた。
辛くなったとき、落ち着ける自分の居場所があるってめちゃくちゃ大事です。
部活動をやっている子供は部活が自分の居場所になることが多いですが、長女は部活をしていなかったのでその選択肢はありませんでした。
学校の中に、自分の居場所を見つけられたことが不登校にならなかった一因となったと考えられます。
自宅ではいつも通りの長女やったから『大丈夫!!』って確信持てたで!
なんでも話ができる親子関係
普段から仲が良すぎる親子関係がつらい気持ちを和らげた。
『どうせ大人にはわからないでしょ!!』って子供は思いがちですよね。
この状態、シングル家庭ではとても危険です!!
家での子供の逃げ場がなくなってしまいます。
我が家では、普段から冗談や愚痴を言い合ったり『友達』のような『親子関係』を築くようにしています。
ただ、同レベルというい感じではなく、ちゃんと大人としての責任のとり方や振る舞いには気をつけています。
⇛まるで会社!子供を自立させる!実質シングルの我が家流子育て法
親が子供のレベルに落とすのではなく、子供を大人のレベルに引き上げる接し方を心がけています。
必死に打ち込める目標
必死に打ち込める目標を見つけられれば、自然と周りの嫌なところが目に入らなくなる!
目標はなんだって良いのです!
部活をやっているのであればその道を極めるのもいいし、資格取得を目標にしているならそれに必死になっても良い。
目指している進路があれば、それに向けて必死に打ち込むことができますよね。
うまく対応してくれない学校や先生のことで、ぐずぐず考えている時間がもったいないと感じるようになります。
長女の現状は・・・
先生のことは諦めた!
あまりに改善がみられなかったので、先生からの対応に期待するのはやめた!
未だにクラスは騒がしいらしいですが『先生に生徒を黙らせる力がない』と諦めたようです。
毎日登校!
気持ちが切り替えられたことで、毎日登校できるようになった!
長女の中で先生に対してのモヤモヤが吹っ切れたようで、毎日元気に登校しています。
相変わらず、コミュニケーションを取るのが苦手で友達は少ないですが彼女なりに学校生活を楽しんでいます。
受験に向けて猛勉強!!
目指す高校が見つかることで、勉強に打ち込めている!
勉強に集中することに意識が向いているため、あまり周りのことが気にならなくなってきています。
周りを気にしすぎる長女にとっては良い傾向です。
勉強に打ち込めるようになってからは、成績がかなり伸びました!!
まとめ
不登校の原因は『ひとり親家庭』だからではない!
心配しないで!不登校の原因は『ひとり親家庭』だからではないです!
周りからは『シングル家庭だからじゃないの?』なんて言われることもありますが^^;
不登校の原因は個人の性格の部分が大きく影響すると感じました。
ただ、ひとり親家庭のほうがサポート不足で不登校を悪化させる可能性が高いのは確かです。
学校の対応を待つより自分の意識を変える方が先決!
学校の対応に不満を持つより、子供の意識を変えるサポートをしていきましょう!
『先生も未熟な人間』『学校は学びに行くところ』と割り切ることができれば案外サクッと解決できる場合があります。
学校側のアクションに頼るのではなく、自分自身が強くなれるように子供の自立心を育てていきましょう!
子供の自立が心を強くします!
⇛まるで会社!子供を自立させる!実質シングルの我が家流子育て法
シングル家庭でも、小さい子らからじっくり自立心を養えます!
不登校になってしまっても進学はできる!
不登校になってしまっても進学はできることを子供に伝えてあげてください!
それだけで、気持ちが楽になるはずです。
子供は「不登校になってしまったら高校に行けないかも」「親に迷惑かける」って
不安な気持ちでいっぱいやと思うで。
心を壊してまで学校に行く必要はありません。
無理して登校して、こじらせてしまっては休学期間が長引くだけです。
学校を休むことで回復できるのであれば休ませてあげてください。
中学校で不登校になってしまっても、高校進学は可能です。
公立校、私立校問わず内申書を重視しない高校は多数存在します。
シングル家庭であっても、私立校を狙わせてあげることは可能です!!
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