別居中で、旦那さんと住民票が別になっちゃってるんだけど旦那さんの扶養に入れるの?
旦那さんの扶養に入りたいけど、いくら仕送りを貰っていたら扶養に入れるの?
扶養に入るには『生計を一にする』という条件があるため不安になる方が多いんじゃないでしょうか?
結論:別居中でも扶養に入ることが可能です!
パートナーの社会保険上の扶養に入ることも可能ですし、所得税法上の扶養に入ることも可能です。
「できるだけ子供と一緒にいる時間を作りたい。」
「保育施設等に預けずに幼稚園入園までは育児をしたい。」
「社会保険料を節約したい!!」
こんな方は、扶養内で働いてパートナーの扶養に入るのがオススメです。
今回は、社会保険上の扶養について説明します!
扶養の申請をする際の条件や注意点を簡単にまとめました。
申請の際、記入に誤りがあったり添付書類が足りてないと保険証の発行が大幅に遅れる可能性があります。
適切に進めて、最短で保険証を発行してもらいましょう♪
被扶養者になるための条件
離婚していないこと
扶養者からみて続き柄が配偶者(妻、夫)、子である必要があります。
離婚してしまったら、赤の他人になってしまうからな。
赤の他人は、扶養に入ることができへんで!
年収が130万未満であること
扶養に入る側の年収が130万円を超える場合、扶養に入ることが出来ません。
世間一般で言われる、社会保険上の『扶養内で働く』というのは130万未満で働くことを指します。
月額にして108,333円になります。
収入はお給料から税金等を引かれる前の金額のことやで!
給与明細には『総支給額』と書かれてることが多いで。
社会保険に加入していないこと
扶養される側は、勤め先で社会保険に加入していないことが条件となります。
雇用保険は加入しててもOKやで!
令和4年10月より短時間労働者の社会保険取得拡大が行われました。
『年収106万の壁』で今まで社会保険取得対象者でなかった人も、社会保険に加入しないといけない可能性が高くなっています。
⇛別居中の子育てママ大ピンチ!10月からの106万の壁で起こる悲劇と突破法
扶養者に生計を維持されていること
仕送り金額が被扶養者の収入を下回ることが条件です。
仕送りされる側が、無職でない限り1、2万の仕送りじゃダメってことやで!
必要書類
被扶養者異動届
扶養に入れたり、扶養から抜いたりするための申請に必要な書類となります。
氏名、住所、年収、保険加入日など必要箇所に記入をし扶養者となる方の勤め先に提出しましょう。
マイナンバー
扶養者、被扶養者それぞれのマイナンバーを提出しましょう。
マイナンバーカードの両面の写し、または、マイナンバー記載ありの住民票の写しが必要となります。
マイナンバーを提出したくない場合は、基礎年金番号での申請も可能やで!
基礎年金番号での申請の場合は、住所確認の為の『マイナンバー記載なしの住民票』と続柄確認の為の『子供の戸籍謄本』が必要になります。
こちらを提出する場合は、必ず『原本』である必要があります。
非課税証明書
被扶養者の非課税証明書が必要です。
非課税証明書の準備ができない場合は、直近3ヶ月の給与明細でもOKです。
非課税証明書は区役所で発行してもらえる。
給与明細が手元にないときは、勤め先に『給与支払い証明書』の発行を依頼するといいで!
仕送りがあることを証明できる書類
被扶養者の収入を上回る仕送りが振り込まれたことが証明できる書類が必要です。
『仕送りの送金額が印字された通帳』がその証明に当たります。
氏名の印字がある面と、総金額の記載がある面のコピーをとって添付しましょう。
注意点
マイナンバーを郵送で提出する場合
できる限り普通郵便は使わず、追跡や保証がつく『簡易書留』で郵送しましょう。
マイナンバーを記載した『被扶養者異動届』やマイナンバーカードの両面の写しを扶養者の勤め先に郵送する場合注意が必要です。
勤め先で指定の封筒がある場合はそちらを使用して郵送して下さい。
大学生以上の子供を扶養に入れる場合
大学生以上の子供を扶養に入れるときは、更に添付書類が必要になります。
学生である場合は学生証のコピー、バイトなどで収入がある場合は非課税証明書や直近3ヶ月分の給与明細の写しが必要となります。
仕送り金額
仕送りをする側は、仕送りを受ける側の収入以上の金額を仕送りしていることが条件となります。
例えば、別居中の妻を旦那さんが扶養に入れる場合、妻の収入が10万円だとしたら仕送り額は10万1円以上でなければならないということになります。
アパート借りて別居してる場合はかなり厳しくなるな。
家賃考えたら、10万以上は稼ぎたいし。
そうなってくると、仕送りする側が生活が苦しくなるな。
仕送り方法が現金手渡しの場合
相手の通帳に振り込みをしない場合は、仕送り金額を引き出したことがわかる証明が必要になります。
氏名が印字されている面と、仕送り金を引き出した金額が印字された面をコピーし提出して下さい。
お給料自体が手渡しの場合は、仕送りの事実を作るために一度自分の口座へ振込、そこから仕送り金額だけ引き出し通帳へ印字させる必要があります。
めちゃくちゃ面倒や。
できるだけ口座振込が申請するには楽やな!
戸籍謄本添付する場合
マイナンバーを提出拒否にして、基礎年金番号で申請をする場合、子供の戸籍謄本の添付が必須となります。
別居している場合、自分たちの本籍がどこになっているのか確認が必要です。
戸籍登録が別居前の住所になっていませんか?
戸籍謄本を発行するには、戸籍登録がされている県の市役所から戸籍謄本の取り寄せが必要となります。
全て郵送で発行手続きを行うので、結構時間がかかります。
その上、発行手続きに必要な郵便小為替の購入が必要となるため、郵便窓口で購入する手間がかかります。
社会保険加入条件が緩和されてきている
勤め先の従業員の人数によって社会保険の加入要件が変わります。
就労時間の短いパートやアルバイトでも社会保険に加入できるようになったのはいいことですが、時間を調節して、扶養内で働いてる人にとってはあまりうれしくない法改定ですね^^;
例えば、今まで週30時間未満の勤務時間で年収130万円以下の場合は扶養内でしたよね。
それが、令和4年7月時点では従業員が501人以上の勤め先の場合、週20時間以上勤務時間があると社会保険加入対象となります。
この先益々緩和されて、令和6年10月には従業員が51人以上の勤め先の場合週20時間以上勤務時間があると社会保険に入らないといけなくなる予定です。
⇛別居中の子育てママ大ピンチ!10月からの106万の壁で起こる悲劇と突破法
少しでも収入がある人は、社会保険加入が必須となっていきそうですね。
すでにパートナーの扶養に入っている人は、加入状況の見直しが必要やで!
短時間勤務で高単価な仕事なら派遣という働き方もありかも!
⇛派遣VS正社員!どっちがいいの?失敗しない!別居中の仕事選び
まとめ
手続きが面倒
同居夫婦に比べて、別居夫婦の扶養の手続きはめちゃくちゃ面倒です。
ややこしい上に、間違った記入や添付ミスをしてしまうと返戻を受けたりします。
再度、訂正提出をして、結果、保険証の発行が遅れます。
添付書類が多い
同居の場合は、添付書類がマイナンバーの提出だけで済む場合がほとんどです。
ですが、別居家庭で扶養異動を行う場合は添付書類がやたら多いです。
マイナンバーの提出を拒否し、基礎年金番号での申請を行う場合は更に添付書類は増えます。
できるだけ、マイナンバーでの申請をオススメします。
マイナンバーカードを有効活用しよう!
マイナンバーカードの発行が既に済んでいる方は、マイナンバーカードを有効活用しましょう!
添付書類の収集が簡単にできます!
マイナンバーカードがあれば、コンビニのマルチコピー機で必要な添付書類を取得することが出来ますよ。
役所に行く必要がないってことやな!
以上を踏まえて、スムーズに申請を進めていきましょう♪
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