10月から始まる106万の壁ってなに？
うちは収入少ないから関係ないよね？
私って社会保険加入対象者になるの？
新制度の『106万の壁』10月からスタートしましたね。
短時間労働をされている方の多くが10月から社会保険加入対象者へと変更になります。
短い時間しか働いてないから、加入しなくていい？
今、旦那さんの扶養に入ってるから関係ないと思っていませんか？
それ、めちゃくちゃ危険ですよ！！
- 106万の壁について知りたい
- 自分が社会保険加入対象者か知りたい
- 旦那さんの扶養に入っている別居ママ
2022年9月末まで従業員が500人未満の小さな会社にアルバイト・パートで勤めていた別居中のママ！！
今のままの条件で働き続けたら、扶養から外れてしまう可能性があります！
今回は、10月から新しくスタートした106万の壁についてと、106万の壁突破法を紹介します。
新制度を知って、自分にあった対策をとっていきましょう！！
年収106万の壁！10月からこう変わる！
年収106万の壁っていったい何？
社会保険への加入条件の目安です！！
『社会保険の壁』や『年収の壁』って言われることもあるで！
2022年10月から『時短労働者への被用者保険』適用拡大となりました。
年収106万以外にも、次の条件を満たせば社会保険加入対象者となります。
- 年収が106万以上
- 週20時間以上の労働
- 従業員数が101人以上
- 2ヶ月以上雇用継続の見込みがある
※上記の条件をすべて満たした時に、社会保険加入対象者となります。
年収106万以下で働くとしたら月8万8000円が上限となります。
２年後には従業員５０人以下の従業員数の企業が対象となるで！
今までの、社会保険加入条件と変わったところは『週20時間以上の労働』『従業員数が101人以上』『2ヶ月以上雇用継続の見込みがある人』というところになります。
今までは従業員500人未満の会社で働く場合、週30時間未満の労働者は社会保険加入の対象ではなかったのです。
今まで、従業員500人以下の小さい会社でアルバイト・パートをしていた人も
社会保険の加入対象者となるで！
106万の壁が別居中のママを直撃する非常事態
旦那さんの扶養から外れてしまう
社会保険料の支払いが発生する！
『言わなきゃバレない！』ことなんてないですよ。
税務署は、所得情報を確実に掴んでいます。
会社にも『被扶養者対象外の人がいます』というお便りが届きます。
扶養条件から外れてしまったときは潔く社会保険へ加入しましょう。
バレていないと思って放置してたら、遡って保険料や税金を納付する羽目になるで！
保育園や学童の入所が難しくなる
入所には月１６日以上の就労が条件の場合が多い！
扶養内（週20時間未満）で働こうとすると、就労日数が１６日に足りなくて入所できない可能性があります。
労働時間を少なくして日数だけを16日に調節すると、月の収入が下がるので生活はめちゃくちゃ厳しくなります。
扶養内での職選びが難しくなる
勤務時間と、時給の兼ね合いが難しくなる！
シフト制の場合は調整しやすいですが、固定の場合は難しくなります。
週２０時間未満で、月８８０００円以内。
しかも交通費込み！！
今や最低賃金の平均は１０００円弱まで上がってきています。
この条件をクリアできる職場ってなかなかないです。
106万の壁突破法
年収106万大幅超えを目指す
年収106万円以下を調節するより、大幅に稼いで社会保険に加入しましょう！
単価の高い派遣社員や安定して稼げる正社員になってしっかり稼ぐ方が、生活は圧倒的に楽になります。
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確かに、扶養から抜けてしまっては社会保険料が発生したり、税金の控除がなくなってしまいます。
でも、それ以上に収入が増えることは、安定した生活が送れる基盤となります。
高単価な派遣で柔軟に働く
週4日、一日4時間程度の派遣で高単価な仕事を探す。
旦那さんの扶養に入りながら保育園の入所条件である月16日勤務をクリアするには、週4日、一日4時間勤務であることが条件となります。
週20時間未満さえ守っておけば年収106万を超えてしまっていても社会保険加入対象者にはなりません。
旦那さんの収入の2分の１を超えたり、年収130万を超えてしまったら
扶養に入ることができないので注意！
できるだけ高単価な派遣先を選ぶことがおすすめです！
子供が幼稚園に上がるまで育児に専念する
どうしても、扶養から抜けたくない場合は子供が幼稚園に上がるまで就職しない！
中途半端に扶養内で働くと、逆に生活を苦しめることになります。
低収入で高い保育料を支払って保育園に通わせることは、家計を赤字に転落させます。
保育園に通わせるために働いている感じになるで！
幼稚園はよっぽど人気な園でないかぎり待機児童もないので、無条件で子供を通わせることができます。
また、お住まいの自治体によっては所得に合わせて保険料の返還がある場合があります。
まとめ
労働時間の調節はストレスになりやすい
常に労働時間を気にして、毎月シフトを組むことは結構なストレスが掛かります！
労働時間が減ることで、収入も減るため働きがいもなくなりますますストレスが大きくなります。
また、人手が足りない職場の場合、まわりに迷惑がかかる可能性があります。
扶養内で働くために時間を調節し、周りの目を気にしながら安い賃金で働く。
こんな働き方は、オススメしません！！
社会保険加入で恩恵を受けることも
社会保険で万が一をカバーできる！！
社会保険の加入は、一人で子供を育てるママの強い味方になってくれますよ！
社会保険に加入していることによって、ママの怪我や病気の際に減ってしまった収入をカバーしてくれます。
社会保険がカバーしてくれる分、無駄に任意保険に加入する必要がなくなり大きな節約になります。
老後のために厚生年金加入は必須
厚生年金に加入することによって、老後にもらえる年金を増やすことができる！！
年金をかけた期間が長ければ長いほどもらえる金額が増える厚生年金は、できるだけ早くかけ始めるのがおすすめです。
しっかり働ける環境が整っているのなら、あえて時間を抑えて働くのではなくガッツリ働いて社会保険に加入する方が、老後の資金対策にも繋がります！
別居ママには社会保険加入がおすすめ！！
社会保険料天引きはきついが、トータルで見たらプラスのことの方が多い！！
社会保険加入は、保険料が引かれるというマイナスばかりではありません。
怪我、病気で仕事ができない時の傷病補償になったり、老後の資金対策になったり。
しかも、保険料は自分の勤務先が半分支払ってくれます！
国民健康保険は全額自己負担やで！
また、子供（16歳以上）を自分の扶養に入れることによって税金面でも優遇を受けることができます。
そう考えると、自分の生活にプラスになることが多いですね。
⇛シングルマザーの正しい働き方！社会保険を知れば失敗しない４つのポイント
⇛加入必須！シングルマザーの老後を救う社会保険加入のメリット
中途半端に働いて、年収106万（月8万8000円）ぎりぎり超える収入だと社会保険料を引かれたら手取り額がかなり少なくなってしまうため、生活は苦しくなるので注意が必要です！
年収106万を大きく超える収入を目指して壁を超えていきましょう！
社会保険料で引かれる金額は、日々の節約などで十分カバーできます。
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